【忍殺】ザ・グレート・トレイン・ラブリー他【オリキャラ】
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名無しNIPPER
[ saga]
2018/11/01(木) 20:03:16.00 ID:r5sUd6dw0
「……ナラ!……」ドカーンッ
ミラ「……」
ミラは逃げるワイルドバンチの背中めがけツヨイ・スリケンを投擲した姿勢のまま静止していた。
しかしやがて風の向こうから断末魔と爆発四散音を聞き取り、ザンシンを解く。
ミラ(こうしてワイルドバンチ=サンを殺したのはいいけど……今までの野盗との戦闘で、どれだけ無関係の乗客が死んだのかしら)
ミラはサツバツとした感傷の中で自分の復讐に対する疑念にかられた。
ミラ(私はワイルドバンチ=サンにアンブッシュを仕掛けるために、襲撃直後からカチグミ車両に移って潜伏していた)
ミラ(彼は油断ならないニンジャだった、確実に仕留めるために必要だったのは間違いない。先頭車両に避難していたカチグミ乗客も助かった)
ミラは暗闇の向こうにイフの未来を見通そうとするかのように目を細める。
ミラ(でも、もしも私が初めから野盗を迎撃していれば、犠牲は出なかったかもしれない。私は自分の目的のためにマケグミ乗客を見殺しにしたのね)
ミラ(その行いはカタナハントのニンジャたちと……ナイトニンジャ=サンと、どれほど違うというのかしら。私は復讐の中で、憎んでいるはずの存在に成り果ててしまっているのでは?)
BRATATATA……CABOOOM……
銃声と爆発音を聞き取り、ミラはハッとした。
まだ戦闘は続いているのだ。
ミラ(……いや、たとえ間違っているとしても、母さんの命を奪ったニンジャを許すことはできない。今はただ、やれることをやるだけよ)
ミラは後方の戦闘車両へ向けて駆け出した。
その先では冷たい風が吹き付ける中、戦いの炎と、ひたすらの闇が広がっている。
キクチ400号はまもなく西ツクシに到着しようとしていた。(完)
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