【忍殺】ザ・グレート・トレイン・ラブリー他【オリキャラ】
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94:名無しNIPPER[ saga]
2018/11/10(土) 14:39:08.54 ID:aMieaTZf0

 ミラは口ごもった。
タモツは達観した表情で灰色の空を眺めた。


タモツ「……ミラ=サンのせいじゃない。俺が選んだことだ……俺は、証明したかったんだ」

ミラ「証明……?」

タモツ「ああ。いつのまにかこんなに落ちぶれちまったけど、やる気を出せばやれるんだって、幼稚な考えさ。理由なんて、どうでもよかった、ゲホッ」


 タモツは血を吐いた。
ミラはうつむき、手をわななかせる。


ミラ「……幼稚なんかじゃ……幼稚なんかじゃない、ニンジャを相手に、こんなに……!」

タモツ「……ありがとう。君一人だけでも、そう言ってくれるだけで……さあ、もう行け」


 タモツは銃でスノーモービルのほうを示した。
ミラは一瞬躊躇した後、それに乗り込み、エンジンをかけた。
エンジンが無感動に唸り始める。


ミラ「……忘れないわ、あなたのこと」


 答えはなかった。
ミラはスノーモービルを発進させた。
もう、振り返らなかった。

 数分後、グレイシアがミラの後を追って倉庫に到着した。
もっとも新しいスノーモービルの走行痕を見抜いて目で追うが、その先はすでに雪山の圧倒的な白の中に消えている。
彼は苛立ちのままに、燃料缶の上の死体を蹴り飛ばした。
死体は裏口のドアを突き破って地面に転がる。
やがて雪が降り出して降り積もり、すべてのサツバツをモノクロームの世界の中に沈めていった。



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