【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
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203:名無しNIPPER[saga]
2018/11/19(月) 22:39:13.69 ID:IlQSc4Pb0
「…………しかし」
提督「しかしもへちまもあったものかよ」
「ーーーー」
勧め、諂い、懇願し、願い、さらに諂ってみればその先に出てくるのは知れたもの。
予想など、するまでもない。直接的であれ間接的であれ、恫喝より他にはあるまい。
「……こんなことは言いたくありませんし使いたい手でもありませんがね、
あなたは危うい、とても不安定だ。急激に台頭した人間にこの国は冷たい」
提督「知っている。知っていてなお、俺にははいそうですかと受け入れるメリットが見出せない」
「…………」
鼻白んだりは、しない。
彼とてくだらぬ権力闘争の一部だなどとは理解しているのだ。
そういう相手の事情くらいは分かっているし、だからこそ強気でいることもできる。
けれどもそれを曲げさせてでも俺に肯わせなければ自分の立場が無いのだ、彼は。
だから、彼は彼にできる最大限の歩み寄りを見せざるを得ない。
それが俺に対しての鬼札となるか、それとも単なる譲歩となるか。
それすら、今はまだ俺の掌の中にある。
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