【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
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245:名無しNIPPER[saga]
2018/11/22(木) 22:52:50.14 ID:6NDxpT5vO
雲龍「んっ……ぁ、…………ゅるっ……、っ、あはっ」
提督「ーーーー」
殴り飛ばそうと上げた手は絡め取られ、押さえ付けられ。
睨みつけようと考えた思考すら巻き込んで捩じ伏せられ。
奪われたるは生命ではなく、唇だった。
一瞬の出来事ではあったけれど、貪る様に、何かを確かめるように。
吸い付かれるだけ吸い付かれて、こちらの意志など御構い無しに、ただ。
彼女は、雲龍は乗っている軍用機が別の筈だったのだけれど、何故。
雲龍「生きて帰ってきたら、いえ、生きて帰ってくるのは決定事項だけれど」
ーーあなたが私の提督で、よかった
ーーあなたが待っていてくれなくたって構わない
ーーあなたがいるなら私は勝手に帰ってくる
ーーあなたが私を壊して、生んだの
ーーあなたが殺せと命じれば、死ねと命じれば、私は
ーーあなたが、あなたが、あなたがあなたがあなたが、あなたが!
雲龍「死んで泣いてくれると分かっているのなら、死んでも見るのだけれどね? 」
ーーそれを見れないなら、意味なんて無いから、帰ってくる
雲龍「だって私の為に泣くあなたを見たいから。あなたの、下へ」
時間にすればきっと十数秒。
咄嗟に無線の所為にしてだんまりを誤魔化した。
混乱し、惑乱し、ただ勢いのままに放たれた言葉は、未だ俺の心を、掻き乱している。
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