【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
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289:名無しNIPPER[saga]
2018/11/24(土) 23:42:10.10 ID:S9z9sjMs0

大和「…………結局横須賀からは離れられないそうですね」

提督「ん? まぁな。妻がいる身でまさか地中海や北方に出向くわけにもいくまい」



相変わらず外面だけはいいのだ、この男は。
表情だけを見たならば、それはまさに英傑の貌であって、爽やかながらも益荒男の気質を感じさせる偉丈夫だ。
この上妻を労わる夫の顔まで見せられたらば、なんと酷い仕打ちだろう。

この男が生きていれば当面この国に心配など欠片も要らない、そう思わせる勝者の余裕では、あるのだけれど。

私たちにだけは、分かってしまう。
その裏で、他者など笑って切り捨てる悪魔の顔が。



Prinz「ふん……今日はその奥様はいないようだけど? 」

提督「あぁ、あいつはもう自分一人だけの身ではなくなったからな。家に置いてきた」

Prinz「……は? 」

Graf「……お早いことで」

比叡「どーせ雲龍さんが“ 解体 ”されてから盛りまくったんでしょ……それにしても早過ぎるけど」

あきつ丸「四週間や五週間で分かることはあるらしいが……ま、祝いの言葉くらいは贈ってやるであります」

提督「どうもどうも。涙が出るね」

大和「…………二人に、傾けてあげてください」



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