高峯のあ「牛丼とか……言ってる場合じゃない」【番外編A】
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19:☆2/2 ◆AL0FHjcNlc[saga]
2018/10/29(月) 11:58:40.26 ID:nFU/hx1s0

楓「(………)」

楓「(のあさん?)」

のあ「(!!)」

のあ「(……何かしら)」

楓「(あの……)」

楓「(さ……、さっきから緊張して、もう気が気じゃないんです。吐きそう……)」

楓「(おおお、大勢の男子生徒に、舐めまわすような視線を向けられて……ッ!)」

楓「(な、何か、気の紛らわすことでもしませんか?)」

のあ「……!!」






生徒A「(………美人だ)」

生徒A「(自然の永続性とは真逆の、儚げで退廃的な芸術性すら感じる。素晴らしい……)」

生徒B「(片や……、パリのチュイルリー庭園の木洩れ日の下、小鳥と戯れる少女のようなあどけなさが残る、まさしくルノワールのイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢を彷彿とさせる容貌……)」

生徒B「(そしてもう一人は、日本絵画のような静謐な空気を纏い、肌の色たるやモネの睡蓮の如く清らかで薄明な白。無駄なく洗練された細身の肉体と、憂いを帯びながらも罪を咎めるような厳しい瞳は、まるでギリシア芸術の彫刻が象る完璧な美!)」

生徒C「(こ、これほど非凡なモチーフをお目にかかれるとは、まさしく青天の霹靂!)」

生徒C「(しかし……)」

生徒C「(その表情に宿す感情は、一体何なんだ! 二人の女神が何に思いを馳せているのか、いち表現者としてそれを汲み取る事が出来ないのが歯痒くて堪らない……!)」

生徒B「(ああぁッ!! まさしくダヴィンチのモナ・リザの双眸に隠された文字を読み解き、その絵画の謎を究明するが如き難解さ! この苦悶と痛恨は、ゴッホの壮絶な人生を追体験しているようだ……!!)」

生徒A「(彼女達のこの、圧倒的なオーラは一体!?)」

生徒A「(何を経験し、何を考え、何を心に秘めれば、そのような非日常的な佇まいが出来るんだ……!!)」






楓「(……りんご)」

のあ「(……ごたんだ)」

楓「(……だいこんのおひたし)」

のあ「(……しまうま)」

楓「(ま……、ますから)」

のあ&楓「(………………………………………)」

のあ「(……フフフ♪)」

楓「(……ふふっ♪)」


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