【安価】戦士「今日の依頼は……げっ……! 討伐アンカークエスト、だ……!」
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18: ◆C7xQLPfhHTAe[saga]
2018/11/01(木) 23:57:21.14 ID:kpv9I6Hb0
>>16
ゾロ目は特に何も考えていませんでした。
思いつかないのでいまのところなしで。
設定や安価の内容は必要なものを考えながら書いていますので、あまり気にしないでください。


>生命・手っ取り早く名を上げたい。

 ゆったりとした服に、動物のような印が刺繍されている。恐らくは神を示す印……聖印だろう。
 しかし、戦士はその聖印に見覚えがなく、首をかしげた。
 これでも多くの冒険の中、聖なるもの、悪しきものを含め、様々な神の聖印を目にしてきたつもりなのだが……。

戦士「あー、僧侶さん。……気を悪くしないでほしいんだが、俺は君の聖印に見覚えがないんだ……。よかったら、その神の属性と名前を教えてくれないか。なんとなく、生命とかその辺っぽい気はするんだが」

女僧侶「いえ、無理もありません。これはあまねく生命の女神・ゾイナスの聖印です」

戦士「ゾイナス? 生命の女神って、リフェウス神じゃなかったっけ?」

女僧侶「そう。生命の女神といえばリフェウス神。それが、私が貴方にお声をかけさせていただいた一番の理由なのです……」

 女僧侶が、力強く一歩前に踏み出す。戦士が思わず身を引いてしまう勢いがあった。

女僧侶「ゾイナス神はかつて、ここ西の大陸から遥か遠く、東の大陸で広く崇められた神でした。……しかし、今は東の大陸にもリフェウス神の教会が広まり、ゾイナス神の名は忘却されつつあります」

戦士「そうなのか? 東の大陸には行ったことがないが、そんなことになってたとはな……。しかし、なんでゾイナス神は忘れられたんだ? 自然に変化したんじゃなく、他の神の教会に取って代わられるとは……」

女僧侶「……その理由は、140年前、あるリフェウス神の僧侶が冒険者となったことです」

戦士「ん? ……あ! そういうことか! “命の光を掲げるもの”!」

女僧侶「その通りです」


――“命の光を掲げるもの”
 それは、西の大陸と東の大陸を覆った大災害、“悪夢雲”を退けた冒険英雄の一人である。
 女僧侶であった彼女は、仲間たちを何度も死の寸前で生へと引き戻し、自らも手にした武器(諸説ある)で、魔物たちの命を砕いた。
 “命光掲”が輝く右腕を掲げれば、その光に照らされた荒野にはリフェウス神の加護により、一面の花々と草木が溢れたという。
 戦いの果てに“悪夢雲”を退けただけでなく、その被害にあった難民たちが住む土地をいくつも作り上げ、多くの人々を救った。彼女が拓いた街や村は今も発展を続けている。
 没後も彼女の二つ名の輝きは衰えるどころが、さらに増し続けた。多くの教会ではリフェウス神そのものと同一視され、リフェウス神教会に彼女の姿を象った像が置かれている……。

 今で言えば、Sランクの最上位、あるいはそれ以上の実力があったと言われている。


戦士「なるほどな……。実際に“命光掲”に救われたなら、信徒になって当然か。そうでなくとも、わかりやすい現世利益を見せられたわけだしな……」

女僧侶「はい。私はゾイナス神の信徒としてその復権のため、冒険者となったのです」

戦士「つまり、Aランクの俺とアンカークエストのクリアで、ゾイナス神の名前を宣伝したいってわけね」

女僧侶「そういうことになります……。貴方の名と、啓示神の試練を利用させていただくようで申し訳ないのですが」

戦士「いやいや、いいっていいって。俺も東の大陸の連中と同じく、ご利益には聡いほうでね。名前を貸すだけで助けてもらえるってんなら大助かりだ。よろしく頼むぜ」

女僧侶「ありがとうございます……!」

戦士「……ただな、Bランクなら、参加はしてなくとも噂は聞いているだろう。アンカークエストは甘くないぜ。次に何が起こるかは全くわからない……。『死に戻る』可能性だってある」

女僧侶「はい。覚悟の上です」

 戦士の真剣な目と声色にも、女僧侶は全くひるんだ様子を見せなかった。
 覚悟が決まっていれば、あの理不尽を受け入れられる……というわけではない。それは自分でもよくわかっている。

戦士(しかし、未知の恐ろしさを知り、それでもなお未知に踏み込む勇気を持っていなければ、何も始まらないのが冒険者の世界だ)

 彼女の瞳には、確かに勇気が宿っている、と戦士は感じた。

戦士「なら……よろしく頼む」

 戦士は、精悍な笑みを浮かべて手を差し出す。

女僧侶「はい。貴方と命をつなげます」

 女僧侶は、強い決意と共に手を差し出す。

 二人は互いに差し出した手をあわせ、握手をかわす。こうして神の導きにより、二人のパーティーが結成され、その試練に挑むのだった……。

 こうして盛り上がっているが、啓示次第ではあっさり終わる可能性があるのもアンカークエストなのだった。


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