【安価】戦士「今日の依頼は……げっ……! 討伐アンカークエスト、だ……!」
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39: ◆C7xQLPfhHTAe[ saga]
2018/12/05(水) 00:55:28.13 ID:4YS0ygLt0
女僧侶「そんな声が聞こえて……。気がつけば、私は地の上に倒れていた。胸の傷はなくなっていました」

戦士「…………」

女僧侶「周囲ではまだ戦いが続いていました。私はすぐに立ち上がり、神の力を借りて加勢に入った」

戦士「ふんふん」

女僧侶「犠牲はありましたが、私たちはその場にいた敵を全員倒すことができました。そして……属する教会と異なる神の声を聞いた私は、その場で別れを告げたのです」

戦士「え、その場で?」

女僧侶「はい。私はすでにゾイナス神の僧侶でしたから」

戦士「しかし、オードル教会には僧侶さんの両親だっていたんだろ?」

女僧侶「……黙って行くのは少し辛かったですけどね」

戦士「なんでそこまで……」

女僧侶「ゾイナス神がなぜ私に声をかけたのかはわかりません。ただ、確かなのは、私が命を助けられたことです。だからこそ、私は神のために何かをしようと思いました。だから、こうして冒険者になったのです」

戦士「そうか…それは、立派だな」

女僧侶「え」

戦士「神に与えてもらおうとする人間は多いが、借りを返そうとするやつはなかなかいない。僧侶さんは義を知っているな」

女僧侶「そう、でしょうか……?」

戦士「いい話を聞かせてもらった」

女僧侶「いえ、そんな……」

 戦士は笑って立ち上がり、座っていて固まった身体をほぐすように伸ばした。

戦士「……さてと。だいぶ夜もふけてきた。一方的に聞いただけで悪いが、今日は寝るとしようか」

女僧侶「は、はい」

戦士「明日はまた探索だ。ゆっくり休むとしよう」

女僧侶「わかりました」

 女僧侶が戦士の作った寝床小屋に入り、身を横たえる。
 戦士はそれを確認して、寝床小屋の壁に背をあずけて座った。

女僧侶「え? あの」

戦士「俺はここでいい。……気にしないでくれ。明日の昼には中で眠らせてもらうさ」

女僧侶「私がゾイナス神の加護をお借りして、警戒の結界を張ることも……」

戦士「大丈夫だって。僧侶さんは温存しておいてくれ。俺はそう使い減りしないが、僧侶さんは違うからな」

女僧侶「でも……」

戦士「まあなんだ、いばるわけじゃないが俺もAランクの端くれだ。このくらいはなんでもないんだ」

女僧侶「そこまで仰るなら。わかりました。……明日も、よろしくお願いします」

戦士「おう」

 女僧侶は目を閉じ、そしてすぐに眠りに入った。それを呼吸音で確認した戦士は、軽く目を閉じる。
 人里離れたこの森の夜闇に目は役立たない。周囲の環境に集中しつつ、自分の身体を休める技を身につけていた。

戦士(ま、今晩は何もないと思うが)

 戦士の勘の通り、それ以上に何事もなく夜が明ける。
 朝の挨拶と軽い食事を済ませた二人は、再び探索を開始する。

戦士「じゃ、行くか」

女僧侶「はい」

・システムメッセージ
女僧侶に「蘇生経験」の設定が付与されました


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