穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『16』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
476:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 22:26:01.35 ID:YNp2I7tR0
▽『76』ぷれいやぁ先行…だが!











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▽絵里の瞳に映る彼女は、堅く冷たい床の上で横たわり魘されていて…

▽それを降りしきる雨風の肌寒さとは真逆に芯から熱くなるのが自身でもわかった、血管を流れる朱が熱した蝋液に置き換えられたようだ



▽沸々と煮えくり返る感情の鍋、しかして思考回路は恐ろしく冷静――いや冷徹だった


▽体温は吸血鬼にあるまじき高さでありながら、頭の隅々は極めてクリーンだ、真っ白で何も無いただっ広い空間に思惑の点が浮かべば即座に反応する


▽今の絵里はそんな状態だった





▽ゆえに、取り乱すことなく敵よりも一早く身体が反応した





▽瞬発力を以てして弾けるようにその場から発った伯爵は音を置き去りにして銃を1発、2発打ち込んだ


▽絵里が立っていた土瀝青<アスファルト>の床が雨粒の軌道さえ歪めながら飛んできた空気弾の着弾で抉れた、ぱんっ、と破裂音がして破片が舞う



▽ぱらぱらと破片が床に落ちる音が耳に届く前には初動でスタートダッシュ切った絵里の初弾が"過去の自分"の眼球を


▽即ち…自分と同じ第二の心臓に当たる部位を打ち砕かんと寸分違わぬ軌道で進んでいた、それにあたるまいと相手も上体を捻り躱そうとするが
  幻影の初手と"全く同じタイミングで発砲した次弾"が跳弾となって身体を捻った彼女に襲い掛かる





▽撃ったタイミングがコンマ0.02秒の誤差もない同時なら発砲音さえも同時だ





▽どうせ、この自分は高坂穂乃果お嬢を救う為に冷静さを欠いた行動をする

▽そう高を括っていた――という点まで見通した上で、よもや回避パターンまで先読みし尚且つ
              相手の行動に合わせて2発目の発砲を被せながらの跳弾にするという恐ろしく精神を研ぎ澄ませた射撃だった



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