【デレマス】佐藤心「世界征服☆」-SS速報R

【デレマス】佐藤心「世界征服☆」

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9: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:06:53.38 ID:878XYWmy0
　一人目の少女が自己紹介から自己PRを終え、特技を披露してから、部屋から出ていくのをじっと眺めていると、千川さんのため息が聞こえてきた。

「で、どうでした？」

「えっと、すごく緊張しました。あと、大体やってくれて、ありがとうございます」

以下略 AAS

10: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:07:25.60 ID:878XYWmy0
　二人目の少女は、一人目に比べておとなしい少女だった。髪はショートで、染めていない。服装も落ち着いたもので、語りも流麗。ちゃんと練習してきたのであろうことを想像すると、それは遺憾なく発揮されていたのであろうことは、確かであった。

「では、自己PRをどうぞ」

「はい。今日は私の好きなアイドル、高垣楓さんの「こいかぜ」の音源を持ってきたので、歌わせてもらおうかと思います」

以下略 AAS

11: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:07:53.58 ID:878XYWmy0
「……ありがとうございました。自己PRは以上です」

「ありがとうございました。退室してください」

「失礼します」

以下略 AAS

12: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:08:19.07 ID:878XYWmy0
　三人目の少女の自己PRが終わると、またすぐに千川さんが話しかけてきた。

「ピンときました？」

「来ませんでした」

以下略 AAS

13: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:08:52.78 ID:878XYWmy0
　指針は決まった。であれば、その展望に何を懸けているかを見定めるだけだ。

　ノックに次いで「どうぞ」の声。淀みなく発された自分の声に、どこか聞き覚えのある声が帰った。

「失礼します☆」

以下略 AAS

14: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:09:21.22 ID:878XYWmy0
　ひとまず彼女を椅子に座らせ、オーディションを続ける。

「おほん。えっと、ではまず自己紹介を」

「あ、はい。私は佐藤心と言います☆　しゅがーはぁとって呼んでくださいね♡」

以下略 AAS

15: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:09:50.97 ID:878XYWmy0
「で、では……何か自己PRなどあれば……」

「裁縫とか、衣装作るのが得意なことと、踊りです☆」

「では、その衣装は？」

以下略 AAS

16: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:10:19.04 ID:878XYWmy0
「まあとにかく……もう一つの踊り、ダンスやろうと思います☆」

「あー、なるほど。どうぞ」

　先刻と同じように、ポケットからスマホを取り出すはぁと。

以下略 AAS

17: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:10:46.26 ID:878XYWmy0
「パフォーマンスは以上です、ありがとうございました☆」

「ありがとうございました。では退室して――」

「あ、ちょっと待った」

以下略 AAS

18: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:11:18.27 ID:878XYWmy0
「あなたは、アイドルになったら、何がしたいですか？」

「……」

「そんなもん、昔から変わってねぇよ」

以下略 AAS

19: ◆V1gN/9sbLo
2018/11/18(日) 22:11:47.37 ID:878XYWmy0
「わかりましたか？」

「ええ、なんとなく。見えていなかったものが、見えてきた感じです」

「なるほど。それは――よかった」

以下略 AAS

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