【メルルのアトリエ】トトリ「待ってよお、ミミちゃん」
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2:名無しNIPPER[saga]
2018/11/25(日) 01:59:44.06 ID:HgKOPu5U0
 もう何日も凄まじい吹雪が続いていた。雪の大陸を南北に縦断する山脈、その中でひときわ高く聳える高峰に、小さなテントが光を灯してへばりついていた。


 狭いテントを吹雪が煽り、ばたばたと音を鳴らす。寝袋と錬金灯の熱だけでは防ぎきれない寒さに耐えるため、トトリとミミのふたりは寄り添って眠ろうとしていた。


「吹雪、止まないね」

「そうね」


 なかなか眠れない。吹雪の寒さと酸素の薄さ、時折聞こえる雪崩や落石の音への怯え。その中でぐっすり眠れるほど二人は図太くはなれなかった。


「不眠に効くアロマとか、あった気がするけど、どうする?」


 トトリは自分のバッグをごそごそ探る。アトリエのコンテナと空間を超えて繋がったこのバッグのお陰で、トトリ達 の旅において、荷の重さや食料についての問題はほぼゼロであった。


「やめとくわ。モンスターも警戒しないと」


 こんな環境にすらモンスターは存在して、人間を襲ってくる。雪崩を警戒して強い爆弾の類が使えないトトリと一緒に、この吹雪の中戦うのは非常に骨が折れた。


 ばさり、テントに積もった雪が滑り落ちる。


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