加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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名無しNIPPER
[saga]
2018/12/19(水) 17:47:32.59 ID:MxS+Hw880
龍田「……天龍ちゃんが、居なくなっちゃったの。きっとあいつらに……でも、何人殺しても何人殺しても全然この心の穴は埋まらない……」ギラッ ブン ピタリ
提督「っ」
「「「「!!」」」」
提督(龍田が流れるような薙刀さばきで俺の首を切り落と……さなかった。ぴたりと俺の首に刃を当てている)
帝国海軍士官「やめろ龍田!!」
帝国海軍士官「早まるな!!」
衛兵「今すぐ武器を下ろせ!!」チャキッ
提督「やめろ!!俺は大丈夫だ!!……銃を下ろしてくれ、軍曹」
提督(顔を青くして色めき立つ周囲の司令部要員や衛兵。軍曹が歩兵銃を構えたが、俺は鋭くそう言い放った)
龍田「どうして……どうしてあの規模の艦隊で……もし提督がもっと強力な艦隊を編成していてくれれば……!!」クシャリ ジワァ ポロポロ
提督(震える声、やり場のない悲しみと怒りの為に。無表情だった龍田の顔が歪められた。見る見るうちに目から涙が溢れ、頬を伝ってとめどなく流れる)
提督(龍田の言う通りだった。もっと強力な艦隊を編成するべきだった……せめて、重巡を誰か強引に手配していれば……!!)
天龍『お前が提督か。オレの名は天龍。フフフ、怖いか?まあ、よろしく頼むぜ』
提督(天龍との思い出が脳裏に浮かぶ。あの日、天龍行方不明の知らせが入った時、俺は実感がなかった)
提督(天龍が死んだなんて思えなかった。全世界に敵対的な深海棲艦の存在を警告して、他のやるべきことをやる)
提督(そのために考える時間が無かったというのもある。だが、真夜中に何とか早急にやるべきことを終わらせた後だった)
提督(現実感がないふわふわとした気分でシャワーを浴びてベッドに入った。疲れていたのか、すぐに意識を手放せた)
天龍『……』
提督『……!!っ!?っ!!っ!!っ!!!!』
提督(夢を見た。天龍が立っていた。俺は、なぜか身動きが取れず、声も出せず、ただそこに立っていることしかできなかった)
提督(天龍も何も言わず、ただ俺を見ているだけだった。どんな顔をしていたのかよく思い出せない)
提督(少し寂しそうに微笑んでいたような気もする。あいつ、黙っていればかっこいい系の美人なんだ)
提督(朝、嫌に早い時間に目が覚めた時、俺は自分が泣いていたことに気が付いた。そして、受け入れざるを得なかった)
提督(天龍は戦死したのだと。深海棲艦との戦いの初期、本土空襲を防ぐために大破進撃してでも勝たねばならなかった時以来)
提督(……そして第二次世界大戦というべきこの戦争における初めての大日本帝国海軍における艦娘の戦死だった)
提督「……すまない」ギリッ
提督(龍田の様子をみて天龍を失ったときのことを鮮明に思い出し、自分の中で荒れ狂う感情の嵐を抑えるのに必死だった。ただ、押し殺した声でそうと答えることしかできなかった)
龍田「……!!うぅ……天龍ちゃん……天龍ちゃん……!!」カラン ペタン フルフルフル
提督(龍田が薙刀を取り落とす。そしてその場に崩れ落ちると両手で顔を覆ってしまう。姉を失った龍田の悲痛な声が心に突き刺さっていた)
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