加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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404:名無しNIPPER[saga]
2020/02/13(木) 14:26:10.08 ID:4oruE9kQ0
提督「久しぶりだな、空母水鬼。早速で悪いがパースへ向かいたい。いいか?」

空母水鬼「もちろんです、提督♪エスコートしますね」

提督(俺の言葉に空母水鬼が満面の笑みを浮かべた。俺は空母水鬼にエスコートされながらパース市へと向かう)

空母水鬼「今のパースはちょうどいい感じですよ♪ジメジメしてなくて程よい暑さです。海水浴とかどうですか?」

提督「海水浴か……カディス以来だな。是非ともと言いたいところだが、しかし今は他にやるべきことがある。全て終わったらの楽しみにしておこう」

提督(その間、空母水鬼は積極的に俺に話しかけてきた。内容も、まるで戦争なんてしていないかのような平和で普通な事柄だ。俺は努めて胸の内を隠し、話をする)

提督(いつの間にか空母水鬼の口調がどこかくだけた感じのある敬語になっていたせいで……まるで学校で後輩と話しているかのような印象をうけるな)

空母水鬼「その心構えは凄いと思いますけど、ちゃんと休んで気分転換しなくちゃ擦り切れちゃいますよ?たまにはやりたいことやってリフレッシュしなくちゃだめです」

提督「そうだな……確かに君の言う通りだ」

空母水鬼「ですよね?一段落したら少し泳いじゃいましょうよ♪少しなら大丈夫です!一緒に行きましょう?」

提督「わかった。前向きに検討しよう」

提督(こうして話していると、やはりこの子は表面上は社交的で人懐っこく、それこそ可愛い後輩といった感じだ)

提督(しかし俺は知っているぞ、お前の本性を。それを知ることができたのは、駆逐古姫のおかげだ)

提督(彼女は状況がきな臭くなってきたときから鬼・姫級のことを密かに警戒し、監視していたのだ。例えば部屋はもちろん装備や艦載機にまで細工をし、盗聴器を仕掛けるなどの方法で)

提督(そしてそれで得た情報は駆逐古姫から俺にも回されていた。目の前で笑う空母水鬼の本性は、極めて利己主義的なのだ)

提督(自分の目的を達成するためにあらゆることをこなす器量の良さと行動力がある。それがたとえ多くの人が罪悪感抱いたり、躊躇したり、できなかったりすることでも)

提督(必要であれば息をするように嘘を吐くことができるし、相手を謀略に嵌めたり、実際にして見せたように共に戦った仲間を粛清することだってできる)

提督(そんな本性を隠して、普段は俺がそう感じたように魅力的に振舞うことができるのだ。まるでサイコパスだ)

提督(しかし、彼女はそれに近いものはあっても世間一般的に定義されているサイコパスではないだろう)

提督(空母水鬼は決して良心や慈悲心、共感力を持ち合わせておらず、罪悪感がないわけではない)

提督(ただ、覚悟があるのだ。罪悪感を抱いても、躊躇っても、やりたくなくても、目的の為に必要ならやるという覚悟が)

提督(今回の場合は降伏して生きるために、同胞を裏切った。罠など何も無い。空母水鬼は死にたくない。本当に、ただそれだけだったのだ。”あの子”からそう聞いた)

提督「……」ジッ

空母水鬼「♪」

提督(俺は前を行く空母水鬼の後姿を見つめる。いかにも上機嫌で……計画がうまくいったと喜んでいるのだろう。生き残れたと)


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