加賀「……何をしているの、あなた達」 「「っ!?」」
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556:名無しNIPPER[saga]
2022/02/20(日) 13:44:20.90 ID:K1UrDCGI0
提督「……!?」ポカン

提督(目の前の光景を理解できなかった。一体何が……?考えても頭の動きが鈍い。それを何とか自覚することができた。俺は脱力して深呼吸する。アトランタの柔らかくて暖かい体は心地よい重量感で、落ち着いた)

提督(一度、深呼吸。考える。今の状況について。俺から主体的にできる事は……もうない。日本政府へ連絡するという唯一かつ必須の行動は既に終了している。電報を打った。「布哇ハ敵深海棲艦ノ奇襲攻撃ヲ受ク」)

提督(「猶モ帝国陸海軍将兵皆士気旺盛ナレド敢闘虚シク、又非戦闘員ニ於イテハ良ク軍ニ協力スルモ遂ニ報ワレル事ナク、此ノ最終局面ニ至リテ其ノ悉クガ戦死或イハ自決セリ」)

提督(「本職唯一人死ニ損ナリシ事ハ慙愧ニ堪エザルモ、付近デ作戦行動中ト思ワシキ米海軍来援ノ次第ヲ伝エ、此ノ命続限リ御国ヘ奉公セント生キ恥ヲ晒サントス」、と……アメリカ経由のため少し時間がかかるだろうが)

提督(後は政府の領分だ。政権を取り、彼らなりの考えがあったのだろうとはいえ戦争への道へ進んでいた一派はドイツの攻撃で死んだ。現政権なら穏健派や国際協調を是とする人々の意見を弾圧したりはしないだろう)

提督(きっとうまくいく。そう信じて待つしかない。もし俺からの連絡が届く前に上が動いていたら、もう一仕事する必要があるかもしれないが……)

提督「っ……」ギリ

提督(あの文章を作成した時の事を思い出して酷い気分になる。それが正しいと信じている。だが……殺された人々の無念は如何ほどか計り知れない。あの人たちに俺は顔向けできない)

提督(自暴自棄な気分になった。心身ともに酷い状態だし、耐えがたいほどだるい。俺はそのまま、アトランタの存在にどこか救いを見出しながら二度寝することにした)



伊58(誰にもバレずに無事オアフ島に上陸できた。提督が生きているとしたら、一番あり得そうなのは捕虜として捕らえられている事。高台から真珠湾の基地とホノルル市街の様子を偵察する)

伊58(水偵を通して見た時に真珠湾に居たアメリカ海軍の艦娘は居なくなってた。司令部の建物にも人影が見当たらない。ホノルル市街の方にも何人か居たはずだけどそれも見つけられなかった)

伊58(出航したでちか?注意深く観察する。ようやく一人、いや二人見つけた。綺麗に整えられた敷地の中に家が建てられてるところに居る。多分駆逐艦娘。あの敷地を警備してるのかな?そこを目指して出発する)

伊58(過ぎ去る町並みは攻撃を受けてない区画だから何事もなかったみたいに綺麗で……だからこそ人が居ないのが不気味でち。目的地に到着。攻撃を受けないために何の変哲もない住宅地に見えるこの敷地を拠点にしてるんだ)

伊58(警備についてるアメリカの艦娘が手に持ってるのはライフル銃。ゴーヤのFNブローニングが頼りなく感じるでち。でも、見つからなければ問題ないよね。ここなら潜入できる)

伊58(家が綺麗に並んでいるんじゃなくてデザイナーがデザインしたみたいな庭の所々に家が建ってるお洒落な感じの敷地は、そこを飾る生垣に隠れながら見つからずに移動できる)

伊58(警備に立つ子も侵入者が来るなんて夢にも思ってないみたいでち。周囲に気を払う事もしないでお喋りしてる。油断しきってるでち。潜入前にじっくり観察。どの家に人がいるのかな)

合衆国海軍駆逐艦娘「But is Atlanta OK(それにしてもアトランタは大丈夫かしら)? 二人っきりでジャップと同じ建物にいて。心配だわ」

合衆国海軍駆逐艦娘「まああの日本の提督も負傷してるし、普通の人が私たち艦娘に敵うわけないよ。それよりもコロラドさんが私たちを信用してくれなかった事の方が悲しいな」

合衆国海軍駆逐艦娘「サウスダコタがやっちゃったからね……あのジャップに何かあったら不味いことになるんだし、アトランタ以外はあいつが居る家に入るの禁止ってのも仕方ないわよ」

伊58「……!!」

伊58(それを聞いて飛び跳ねて喜びたい気分になったでち。提督が生きてる!!しかも監視についてるのは一人だけ!!うまくやれば誰にもバレずに提督を助けられる!!……でも、失敗したら取り返しのつかない事になる)

伊58(逸る心を落ち着けるでち。周囲を警戒しつつ偵察を続ける。ずっと、静かに。数時間かけて情報を収集する。どこに何人警備がいるのか。何時間で交代するのか。控えはどの家にいるのか。提督がいるのはどの家か)

伊58(日が西に傾いてきた。大体分かったでち。完璧に把握できたわけじゃないけど警備は間違いなく手薄。交代の周期は分かったし、控えがいる家も提督がいそうな家も目星が付いた)

伊58(この絶好のチャンスを逃しちゃいけない。どっか行ってる他の敵が戻ってくる前にやらなくちゃ。潜入を始める。姿勢を低く、静かに。生垣に身を隠しながら入念に検討したルートで目的の家に到達)

伊58(警備の子たちを確認する。大丈夫。あの子たちから死角になってる窓へ近づく。換気のためか少し空いていた。ラッキーでち!!静かに忍び寄る。音を立てないように匕首を抜いて、こっそり中を確認する)

↓×1〜3 提督の上に全裸のアトランタが向かい合うようにして身を委ねているのを見たゴーヤの反応


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