【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十七輪目】
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428: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/01/07(月) 22:27:59.97 ID:AHDigxajo

本来なら、陣痛の合間に検査をしたりするべきなのだが、

苦しめられている時間が長すぎて、検査どころではない

調べるべき子宮口の広がりもそうであってくれと願うばかり

さすがの産婦人科の医師も、いざというときのバックアップ体制を念入りに備えるのが限度だった

「……これ以上はお母さんも子供も危険だわ」

沙織「でも、帝王切開するわけにはいかないんですよね?」

「ううん、それはあくまで久遠さんや貴女達の要望に沿うならの話よ。子供だけでも……という話なら別」

酷な話だけどね。と、

悲し気に漏らした産婦人科医を、沙織は見開きかけた瞳で捉える

医師だから、患者の願いを出来る限り叶えてあげたいと思ってくれているのだろうか

少し考え、息を吐く

沙織「すみません」

園子「謝ることじゃないんよ」

沙織「園子ちゃん……もういいの?」

園子「風先輩が代われって」

しっしっという手ぶりをしながら、園子は苦笑いを浮かべる

身体的疲労はないが、精神的な疲れを感じる笑みだった

園子「天さんは頑張ってきたんよ。だから、少しくらい我儘も許されていいと思う」

「赤ちゃんにとって、お母さんは重要よ。ううん、子供にとってお母さんはとっても重要なの……だから、出来る限りどちらも救ってあげたい」

産婦人科医の女性は言いながらカーテンを見つめて、険しい表情を見せる

今のままではそれが難しい。というような表情だ


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