【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十七輪目】
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◆QhFDI08WfRWv
[saga]
2019/03/05(火) 22:48:50.24 ID:OSRFwt2To
精霊の空間から姿を見せた千景は、
閉じ忘れのカーテンをさっと締めながら、中に残る
音がならないように椅子に座って、
目を瞑り、微かな寝息を立てる
そんな、小さな子供のような主を眺めて、唇を結ぶ
起きている間、ずっと悩まされる不安から逃れられている時間は
天乃をとても穏やかにさせてくれている
けれど、それはまだ些細―樹は重傷だったが―と言えるレベルに留まってくれているからだ
しかし、祟りを受けてからまだ数日も経たないうちに細かな被害は尽きず
一人の例外もなく襲われていく事態は、いずれ夢にまでその猛威を振るうかもしれない
勇者は怪我を負い、天乃は心に傷を負う
千景「……私はまだ、思えば軽かった」
虐げられて傷ついた心と、
精霊の穢れによって産まれたもう一人の闇の強い郡千景の挑発
自分の心さえ強ければ何とでもなったそれに対し、
何よりもみんなを失うことを恐れていたのに、大事な時な時に守ることのできる力を失って
時間が経つにつれて被害が大きくなるか、重なるかで傷ついていく勇者部を見ているだけしかできない天乃
明らかに天乃の方が精神的に辛いだろうと、千景は思う
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