7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/12/04(火) 03:27:32.02 ID:4N5ngplN0
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プロデューサーのあとを、てくてくついて行き、スタッフの人たちが撤収作業をしているステージの上に出る。
先程までアリーナを埋め尽くしていたパイプ椅子や柵が、人数に物を言わせてすごい速度で片付けられていく様は圧巻だ。
その撤収作業を監督しているらしい、今回の運営の人で一番偉いらしい人をプロデューサーは呼び止める。
すると、その人は小走りで駆け寄ってきてくれる。
「本来であれば私からご挨拶に伺うべきなのに、わざわざご足労いただいちゃって……」などと、腰の低い人だった。
「いえ、その。今日はありがとうございました。皆さんの努力のおかげで、何不自由なく歌うことができました」
本心でそう思ったので、そのままを伝える。
「そんな、そんな。また渋谷さんのステージのお仕事をさせていただけたら嬉しいです」
ぺこり、と頭を下げられ、釣られて私も頭を下げる。
会話に詰まったところで、プロデューサーが「では、いつまでもお邪魔しても申し訳ないので、私共はこの辺りで失礼させていただきますね」と助け船を出してくれた。
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