12:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/10(月) 23:07:11.23 ID:ThdkkE4u0
先ほどの人差し指をとんとんと二回叩いた楓さん。気分としては、悪戯を叱られた子供のようだ。
しかし、普段のミステリアスさが徐々に溶かされているからお酒というものは末恐ろしい。割と茶目っ気がある人なのは知っているが、こうも行動が変わるのだから。
「プロデューサー、あれ、頼んじゃいましょうか」
「……この間話していた銘柄?」
「そうです。さっきラベルを見かけて」
店員さんに声をかけて、奥に見える日本酒をオーダーする。一連の段取りを流れでこなしていると、楓さんはやけに満足げに二度ほど頷いた。
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