高垣楓「れんそうげえむ」
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16:名無しNIPPER[saga]
2018/12/10(月) 23:18:57.51 ID:ThdkkE4u0
 後日。定時過ぎの事務所にて。
 街の各所がだんだんと光を消していく中、俺は誠に悲しくも残業にいそしむ羽目になっていた。年が暮れようとしているこの時期は、業種を問わずに忙しさがピークを迎えていることだろう。うちの会社もその例には漏れなかったというだけの話。師走とはよく言ったものだ。確かにこの繁忙期なら、師匠だって走り出すかもしれない。
 ふと思い立ち、席を離れて窓の側に寄る。
 そこから見えるクリスマスを間近に控えた町はどこか浮足立っていて、毎年恒例の活発さを思い起こさせた。今年も事務所でクリスマスパーティをすることになるだろうから、ちびっ子連中へのプレゼントを考えておくべき頃合いかもしれない。
 そうすると、どうだろう。お菓子あたりが一番無難だろうか。各人の好みに合わせてカスタマイズできればなお良い。全部同じにしてしまうとやっつけ作業感が出て不興を買うかもしれないし。特に女の子はそういう部分に敏感だったりするから。



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