中野三玖「だっかんじぇらしー」
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13:名無しNIPPER[sage]
2018/12/13(木) 18:04:36.21 ID:o2aDNtYAo
期待Max
14:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:37:27.91 ID:wXoZOq/r0
行くぜ
15:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:38:18.78 ID:wXoZOq/r0
ノートを広げた先に待っていたのは、ちょっと前にとある生徒からも質問を受けた問い。説明用の作図のあとで意識を失ったのは、まだ記憶に新しい。それと同時に、非常に生々しい情事の記憶も呼び覚まされてしまって、ばれないように前かがみになった。
16:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:38:48.52 ID:wXoZOq/r0
「点Hの扱いが全然分からなくて。ここの曲線と点Hの関係が大事なのはぼやーっと理解できるんですけど、でもそうすると、H以外のことが考えられなくなって困るんです」
「分かった。一回黙ってくれ」
「へ?」
「いや、教えるモードに入るから。それまで静かに」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:39:17.48 ID:wXoZOq/r0
おちょくっているのかこいつは。えっちえっち連呼しやがって。まさか二乃や三玖が喋ったなんてことはないと思うけれど、それでも気になるものは気になるのだ。こちらの反応を見て遊んでいるのではあるまいな。
ただでさえ同じ顔だからやりづらいのに、絶妙に行為を連想させるワードを叩き込まないで欲しいものだ。こんな時間から悶々とさせられてもどうしようもない。
18:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:39:47.25 ID:wXoZOq/r0
「……よし、ペン出せ。どこから分からなくなっているのかを確認するためにも、解答の過程を一から追いかけるぞ」
無心だ無心。直接関係のない四葉相手にムキになっても意味がない。とにかく落ち着いて教えて、もう一度自分だけの穏やかな時間を確保しよう。スムーズにこなすことが、ゆくゆくは俺のためになる。
…………けれど。
19:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:40:13.82 ID:wXoZOq/r0
「上杉さん、この式はどうして出てくるんでしたっけ?」
「あー、えっと、それはだな……。やべ、途中式抜けてる……」
「お疲れでした?」
「いや、待ってくれ。まだギアが上がってないだけだから。ここから本調子に戻す」
20:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:40:43.56 ID:wXoZOq/r0
なかなかどうして上手く行かない。いや、原因は間違いなく分かっているのだけれど、それを認めてしまうことがどうにも恥ずかしく思えて、踏ん切りがつけられないのだ。
俺は同世代の男子とは違って、性欲なんかに支配されるような意志薄弱な人間じゃない。それを誇りのように思ってこの数年勉学に励んできたというのに、一度童貞を捨てただけでこのザマだなどと、どうしてもプライドが許さないのだ。
これまでは、あらゆる欲を理性で制御してきたつもりだった。だから今さら、一時の快楽に流されるなんてことがあってはならない。ならないのだから――
21:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:41:13.65 ID:wXoZOq/r0
「上杉さん、なんだか顔が赤いみたいですよ?」
「……知恵熱」
――四葉の体に二乃の裸体を重ねてしまったなんて言い出せるわけもなく、ぷいっとそっぽを向いた。五つ子はこういうところで作用してくるのかと、心の中で悪態を吐く。性格的には全然違う癖に、まったく同じ体つきだなんて、たちが悪いにもほどがあるだろう。
22:名無しNIPPER[saga]
2018/12/13(木) 20:41:43.59 ID:wXoZOq/r0
俺の渋るような返答を聞いた四葉は何かしらの思案を経てから、ぽんっと手を打った。いかにも、『妙案を思いつきました!』みたいな顔で。
「おい」
「じっとしててくださいねー」
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