31:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/08(火) 22:13:10.75 ID:PhxU7pY/0
「……で、ものは相談なんだが」
「なに?」
「その、今後も家庭教師を続けるにあたって、今回のあれこれはどうか見なかったことに……」
「……ふーん」
手を顎から唇のラインに添えて、半目でこちらを見てくる一花。その様は何かを検討しているようであって、悪い予感から思わず右脚を一歩分後ずさりさせた。
我ながら情けないことを言っているのは重々承知だが、いかんせんこれくらいしか打てる手立てがない。どうにか情報漏出に歯止めをかけないと、対応事象が増えすぎて比喩抜きで死んでしまう。それはまずい。
だから、五つ子の中ではかなり話が通じる方の一花の良識に全てをぶん投げざるを得ない。これが最適解だということに眩暈がするが、もはやこれ以外に頼める手段がないので腹をくくろう。後生だ。
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