76:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/10(木) 00:43:09.76 ID:Xx5qo0vS0
「おい、おいおいおい」
じりじりと俺が後退させられている。どこにそんな力を隠していたのか謎だが、火事場の馬鹿力と言われればそれまでだ。
このままでは振りほどかれて即大惨事なので、腕力が分散しないようにやや密着して両腕を封じる。俺のしょぼくれた力ではこうでもしないと抑えきれない程になっている。
近づくことではっきり分かる甘ったるい体臭を嗅がないように呼吸は出来るだけ口で、変な気分にならないように目は逸らしてを徹底し、なんとか絞り出した力で彼女の腕を止める。痣になっても困るので握力に気をつける手間を含めて、かなり神経を削る作業だ。
で、詰めの甘さに定評のある俺は、ここでもまた寄せ方を間違っていたらしく。
膝頭にやたらと熱い何かが触れていることに気付くまで、そこそこの時間を要してしまった。
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