852: ◆ubvc45GQ2M[sage saga]
2019/03/30(土) 01:31:50.68 ID:7EffAIBy0
光「あっ、切るのが好きってワケじゃないよ!?」
晶葉「・・・・という事は、悪が惨殺されるのが好きなのか?」
光「それもちょっと・・・・ほら、アタシ結構前に怪盗公演やったよね」
紗南「光ちゃんが怪盗になったやつだよね」
光「そう、はじめて悪役をやって悪には悪の考えがあって・・・・その時から思うようになったんだ」
「その悪をアタシが叩き潰すのは、本当に良い事なんだろうかって」
「アタシのやってることこそ本当の悪じゃないかって、そう思うと今までやってきた良い事にも吐き気がしたんだ」
「それから1か月くらいずっと自問自答し続けた、時には眠れなくなったりもしたよ」
「それでも自分の生き方は変えられなくてね、壊れてく感じがしながらも【善行】をしたんだ」
晶葉「何だ、私は何を聞かされているんだ・・・?」
紗南「死刑囚の本でも読んでる気分だよ・・・・」
光「でもある時、そんな矛盾・・・・悪人に対してアタシが力を振りかざしたとき、とっても興奮してる自分に気づいたんだ」
「もちろん、最初は否定したんだよ?でも、それがアタシの中でどんどん大きくなって・・・・」
「気持ちよくて・・・でも不快で・・・・でもそれが本当に良くって・・・・」
紗南「え、えーっと・・・つまり、暴力衝動的な?」
光「それは違うよ!試したけど全然違ってたし!」
晶葉「試した!?」
光「うん、と言っても玩具のベルトで正義側と悪役側のを壊し比べただけだけどね」
晶葉「そ、そうか・・・・よかった・・・・」
光「で、アタシは気づいたんだ、アタシは【悪人】を叩き潰すのが好きなんだって!」
「良い人や罪のない人にそういう事なんかできない!物に当たっても全然だ!」
「でも悪人なら・・・・アタシはできるし、とっっっっっても興奮する・・・・」
「それに気づいてから、アタシは悪人が大好きになったよ」
「いない方がいいし、根っからの悪人なんていないし、どこまで堕ちてもやり直せると思ってる」
「でもそれとは別に、悪人を痛めつけるのも、それをさせてくれる悪人も、正義のために暴力をふるう嫌な自分も大好きなんだ・・・・」
あきさな「」
飛鳥「ハァ・・・・ハァ・・・・////」
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