5:名無しNIPPER[ saga]
2019/01/29(火) 21:17:44.47 ID:gUiBlRD20
「逃げないっての」
「分かってるわよ」
「それが分かるなら俺の言いたいことも察しろ」
言葉を濁して自分の意思を他人に推し量ってもらうというのは酷い甘えだし、傲慢であるとも思う。だが、その理由を口に出すのも出すので憚られるという極大のジレンマが、俺の動きを鈍らせた。公衆の面前で女子と引っ付くのが恥ずかしいだなんて、堂々と言えることではない。
「これ?」
二乃は、解放するどころか自分の腕を俺に絡めてくる。いたずらっぽい笑みは、『意図を理解した上でやっている』というおちょくりか。
253Res/116.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20