不幸病にかかった。余命半年、初めて好きな人ができた。
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14:プロタゴラス
2019/02/05(火) 22:42:45.28 ID:KZmdLK6f0
生まれつき運動が苦手だった僕は、小学校の遠足でここに来て遊んだ時も、滑り台の下にある小さなトンネルのような場所で、本を読んでいた。
その時によく話しかけてきたのが、由美だ。彼女は僕と似たような境遇というわけではなかったが、本が好きだという点で似ていた。

当たり前の幸せを疑ったり、空の色を疑ってみたりすることが好きだという、特殊な人種の僕に、まさか似た友達がいたなんて信じられなかった。

だが、彼女と読んだ本……「少年の日の思い出」なんかは、特に印象に残っているのを覚えていた。読み終えた日の二人で共有したあの達成感。トンネルから出た時の風の気持ち良さ。そういうものが脳裏にまとまって蘇るみたいな感覚だ。


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