不幸病にかかった。余命半年、初めて好きな人ができた。
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
30:プロタゴラス
2019/02/10(日) 20:53:14.13 ID:Zk56fLGZ0
僕は箱の中のそれを全部土の中に捨て切った。こんなものが、美しいと感じていたのか。そう自分に問うと、ぼんやりとした暗闇から、声にならない返事が届くような気がした。僕はそれを丁寧に埋めた。カナブン、クワガタ、アゲハチョウ、それらはもう殆ど土と変わりなかった。だからそれを土にした。僕はそこに墓標を立てることなどもしなかった。この大きな木が、墓標であり、彼らの新しい身体なのだ。

森を出る木にはなれなかったので、そこで昼食をとることにした。自分で握ったおにぎりを頬張りながら、額を流れる汗を拭った。森をじっと眺めると、向こうの方に一匹のカラスが飛んでいくのがわかった。都会と違う、自然のカラス。口に咥えていたのは、どこかで拾ったのだろうビンのフタのようなものだった。



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