【安価】精霊術師「最近、内乱の勢いがひどい」
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172: ◆uPUWdmZspw[sage saga]
2019/02/10(日) 21:31:56.50 ID:nAo1RQCA0
精霊術師は旅の支度を整えると、妙な事件に巻き込まれた街とは早々に別れて西へ向かった。
星空のしたで眠ること五日ほど。
ついに西の国境へとたどり着いた。
精霊術師「噂には聞いていたけど、確かに壮大な景色だ」
精霊術師は目の前の光景に感嘆を漏らした。
赤茶けた色の大地が、広大な渓谷によって断絶されていた。国を分かつ自然的国境だ。
渓谷から吹き上げる風に乗って、彩り豊かな気球が谷を渡っている。
西の国へ向かうには、あの熱気球に乗って行くしか方法がなかった。
精霊術師は気球の発着所に向かった。
発着所は谷の縁にあった。
簡易的に建てられた天幕が並び、交易品の搬入作業や、護衛の準備をする人たちで慌ただしい様子だった。
精霊術師は休憩中らしい青年を捕まえて尋ねた。
精霊術師「ちょっとごめん。 一般客を乗せる気球ってどこにいけばいいかな?」
雇いの青年「そんなものないっすよ。ここにある気球は全部どっかの商会とか、貴族様の所有物っす。ねーさんみたいなお客さんは金払って荷物として送ってもらうんすよ」
精霊術師「なるほど、ありがと」
雇いの青年「お安い御用っす」
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