1: ◆dOYH2O5oOo
2019/02/14(木) 00:35:29.34 ID:K8DbTlsW0
夫婦の、ある日の昼下がり
2: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:41:45.79 ID:K8DbTlsW0
肇「Pさん、お茶をいれましたよ」
P「お、ありがとう」
3: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:43:03.20 ID:K8DbTlsW0
肇「…」ジー
P「…あ」
4: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:43:46.40 ID:K8DbTlsW0
肇「やっぱり気づいてくれましたねっ」
P「家にある器は全部覚えてるしな」
5: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:45:19.01 ID:K8DbTlsW0
肇「それ、母にも言われました」
P「お義母さんに?」
6: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:45:57.30 ID:K8DbTlsW0
肇「他にいると思いますか?」
P「…肇、ありがとう」
7: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:46:33.76 ID:K8DbTlsW0
P「…ふう、満足した」
肇「…私はワンちゃんじゃありませんよ」プクー
8: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:47:10.69 ID:K8DbTlsW0
P「数日ぶりの肇を満喫したかったんだよ。昨日は出張の疲れですぐ寝ちゃったし」
肇「それは…私も、寂しかったですけど」
9: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:48:11.56 ID:K8DbTlsW0
P「そうか?」
肇「あの頃は、寂しさ以上に、一人前のアイドルになることでいっぱいでしたから。前を向き続けることこそ、「藤原肇」だと思ってたんです」
10: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:48:58.23 ID:K8DbTlsW0
P「…寂しかったに決まってるだろ」
肇「…ふふ、そうですよね」
11: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:49:44.05 ID:K8DbTlsW0
P「…色々あったな」
肇「はい、本当に…色々と。Pさんにはたくさんのことを教えてもらいましたね」
12: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:50:37.70 ID:K8DbTlsW0
P「肇…」
肇「結婚してから、アイドルの時よりもずっと忙しくなるなんて思ってもいませんでしたよ」
13: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:51:19.21 ID:K8DbTlsW0
P「肇の軸?」
肇「さっきからたくさん話しているじゃないですか。あなたを、Pさんを愛することが、ですよ」
14: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:52:09.44 ID:K8DbTlsW0
P「…それは、大忙しだな」
肇「Pさんは、違いますか? 私よりもっと若い女の子に囲まれていて、私のことなんか忘れてしまいますか?」
15: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:53:07.41 ID:K8DbTlsW0
P「肇…」ギュウウウ
肇「…もっと抱きしめて、もっと愛してください、Pさん」
16: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:53:44.06 ID:K8DbTlsW0
………
……………
17: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:56:07.67 ID:K8DbTlsW0
P「ん…あ、寝ちゃったのか…」
肇「すぅ…すぅ…」
18: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:57:17.86 ID:K8DbTlsW0
P「はは、昔もそんなこと言ってたな。意外と食い意地が張ってるのかな」
肇「…おいしいですか、Pさん…」
19: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 00:57:58.69 ID:K8DbTlsW0
ー思い出す場所がある。今はもうないところ、これからも変わらず残り続けるところ、全ての場所に大切な思い出がある。
忘れることなんてできない、大切な人たちとの記憶の場所。
20: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 01:00:19.82 ID:K8DbTlsW0
でも、そんな宝物でも、肇とは比べられないんだよ。
21: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2019/02/14(木) 01:01:04.44 ID:K8DbTlsW0
肇と一緒に過ごす時間、離れている時でも、心が繋がっていて、いつでも肇を想っていて、肇も俺を想ってくれて。それより大切なことなんてないんだ。
俺の歩んできた人生で得たどんな愛すべき宝物よりも、俺は肇をこれからも愛していこうと思うんだ。
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