【モバマス】池袋晶葉「進学、ライラとのルームシェア」
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28:名無しNIPPER[saga]
2019/02/19(火) 18:42:02.07 ID:drz3oU/MO

-別の日-

「はぁ……」

 今日何度目かわからないため息をついた。ぴったりと閉じられた窓から見える空には分厚い梅雨の雨雲が広がっていて、降ったりやんだりを繰り返している。

 せっかくの休日もこんな曇天では台無しだ。ここ三日ほどまともに太陽を見ていないような気がする。

 私のいるリビングの窓は南向き。昼過ぎのこの時間なら窓から燦々と太陽が照らしてくれるのだが、ここ最近は蛍光灯の出番が多くなっている。

 久しぶりの予定のない週末。もとから家から出るつもりもなかったが雨と言うだけで気が滅入ってしまうのは不思議なものだ。

 同居人がいればあの溌剌とした笑顔が太陽の代わりに私の心を照らしてくれるのに、今日は朝から事務所に行っているようだ。雑誌の取材がある、と昨日の晩御飯のときに言っていたはずだ。

 蛍光灯の白い光の下で読んでいる文庫本の内容はさっきからなんだか上手く頭に入っていかない。

「気分転換するか……」

 無意識に口からこぼれた言葉、しかし何をしようか。

 TVを見るような気分ではないし、外を散歩する、というのもこの天気だと気分が乗らない。せっかくの休みに勉強をすると言うのも何か違う気がする。

 そんなことを考えていると、ぐうと腹の虫が騒ぎ始めた。

 そうだ料理をしよう。最近はライラと一緒にご飯を作るようになったし、そろそろ一人でも作れるはず。

 台所に立ちエプロンを身につける。引っ越してから買ったライラとお揃いの黒いシックなエプロン。

『明日はお昼過ぎに帰って来ますです。それから一緒にお昼ご飯つくりましょー。明日はオムライスですかねー』

 昨日の晩、ライラは確かこんなことを言っていた。よし、ライラが帰ってくるまでにオムライスを完成させてやろう!!



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