浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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118: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 20:48:51.29 ID:JCUGa/wA0
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高峯探偵事務所
芳乃「こちらはそなたが作ったものでしてー?」
真奈美「はい、お口に合いましたか」
芳乃「美味でしてー。コーヒーもでしょうかー?」
真奈美「コーヒーは下の喫茶店で淹れてもらっています」
芳乃「大方、高峯が連れて来たのでしょうー」
のあ「私がした選択の中でも、もっとも良い選択の一つよ」
芳乃「同感でしてー、木場様ー?」
真奈美「はい」
芳乃「高峯は手がかかりましょう、難儀な為人ですからー」
真奈美「いえ、そんなことは」
のあ「そんなに畏まらなくていいのに」
芳乃「そうでしてー」
真奈美「いや……父の代から世話になっていると」
のあ「父が世話になったのは先代と先々代よ。先生のお父様とおばあ様」
芳乃「木場様、いつも通りで構いませんよー」
のあ「そう言ってるわ」
芳乃「年齢も下ですからー」
真奈美「では、お言葉に甘えて」
芳乃「おそらく」
真奈美「おそらく……?」
芳乃「さて、どうしてわたくしを呼びましてー?この地、清路には高名な方もおりますー」
のあ「ビジネスに関わる人であれば不足ないわ。でも、今は先生しか信頼はおけない」
芳乃「信頼は心情的なものにあらず、あなたが欲しい事柄を探さす能力のことー」
のあ「その通り。ご協力くださるかしら」
芳乃「朝早い新幹線でここまで参りました理由はわかりますゆえー」
真奈美「佐久間君のこと、か」
芳乃「逮捕されたのは24時間前、残りは24時間となりますー」
真奈美「残り24時間の意味は」
芳乃「警察が送検を決める期限でしてー」
のあ「はい」
芳乃「しかしー、後見人となった高峯に連絡はありませんねー?」
のあ「はい」
芳乃「迷う理由があるのでしょうー」
真奈美「警察が送検していないということは」
芳乃「決めかねているー、もしくは反証が見つかったと思っておりますー」
のあ「その可能性はあるわ」
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