浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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129: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 21:06:40.31 ID:JCUGa/wA0
夏美「あっ、そうそう。殺人を犯したわけじゃないと思うのだけど、のあさんに対しては謝ってたわね。本当に申し訳なさそうというか……」
真奈美「佐久間君は、のあに対しては引け目があるのか。被害者ではなく」
夏美「それがどうしたの?」
のあ「まゆである必然性があったのね」
夏美「どういうこと?」
のあ「私が冷静だったなら、今この時点で調べ直す必要などなかった。まゆが犯人だろうがそうでなかろうが、結論は出ていた可能性は高いわ」
夏美「容疑者は全員あそこにいて」
真奈美「のあは背後にある動機も知っていた」
のあ「なのに、出来なかった」
夏美「まゆちゃんが犯人だなんて、冷静じゃいられないわよね」
のあ「目的はわからないけれど、まゆは私を止めたのね」
真奈美「犯人や事件の真相がわからないように」
夏美「のあさんをパニックにさせるのが、まゆちゃんの役目?」
のあ「そういうことね。まゆにしか出来ないこと」
真奈美「だから、謝るとしたらのあだけか」
のあ「何も確かではないけれど、その可能性はある」
夏美「のあさん、でもおかしいわ」
のあ「何がかしら」
夏美「発火装置が作用すれば、そんなことしなくて済んだんじゃない?」
のあ「まだ真相は明らかになっていないわ。これからよ」
夏美「信頼してるわ。そうだ、私の方からお願いがあったのを忘れてた」
のあ「お願い?」
夏美「私にしか取り調べを受けないって言葉、撤回してくれない?」
のあ「まゆが犯人でない可能性がある以上、構わないわ」
夏美「よし、これで円滑に進められるわ。ありがと」
のあ「もしも、まゆが本当に犯人であればその時にお願いするわ」
夏美「少年課の勘が違うと言ってるわ、大丈夫!」
のあ「真奈美、私達も動きましょう。生徒へ話を聞きに」
真奈美「了解だ。誰の話を聞くべきかな?」
のあ「そうね……一番話を聞きにくい人物からにしましょう」
真奈美「聞きにくい人物とは」
のあ「如月千早よ」
真奈美「忙しいという理由で聞きにくいな」
のあ「夏美、如月千早の連絡先を教えてくれるかしら」
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