浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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132: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 21:13:07.99 ID:JCUGa/wA0
のあ「ありそうね、例えば」

千早「待って。探偵とはいえ、プライベートに立ち入るのは失礼じゃないかしら」

のあ「謝るわ。話したくないのならば話さなくてもいい」

千早「そういうわけでは……」

のあ「……」

千早「私に……妹がいたことは知っていますね」

真奈美「一時期ニュースになっていた」

千早「交通事故で亡くなりました、それに関わった人がいると」

のあ「高森さん、かしら」

千早「はい。でも、本当かどうかもわかりません。優の事故は……不幸な事故だったのだと思います」

真奈美「……」

千早「決して、事件ではなく」

のあ「高森さんに声を荒げた理由がわかったわ。ごめんなさい、辛いことを聞いて」

千早「いいえ、今は受け止められています」

のあ「最後の質問を。良いかしら」

千早「時間にはまだ余裕がありますから、どうぞ」

のあ「緒方智絵里が殺害されていたのを知っていたのかしら?」

千早「いいえ。遺体も、見ていません」

のあ「私と真奈美よりも動きが早かったわ。慣れているかあるいは知っていないと、私達に先んずるのは難しいでしょう」

千早「工藤さんの悲鳴が聞こえたので、自然と体が動きました。それに」

のあ「耳が良いことは認めるわ」

千早「知っていた、なんてことはありません」

のあ「知る可能性があるとしたら、浅野風香の動きの方よ。あなたの部屋は、浅野風香の部屋の目の前なのだから」

千早「いいえ。事件が起こったことを知ったのは、工藤さんの悲鳴を聞いた後です」

のあ「……」

千早「終わりで、良いのですか」

のあ「ええ。ご迷惑をおかけしたわ」

真奈美「多忙の身で時間を取ってくれて感謝する」

千早「いえ。その、私から聞いても良いですか」

のあ「どうぞ」

千早「高峯さんの目的は、佐久間さんの無実を証明することですか」

のあ「ええ、私の目的は同居人を取り返すことよ」

千早「安心しました。準備をするので、このあたりで」

のあ「ええ。今後ともよろしく、如月千早」



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