浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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138: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 21:32:54.25 ID:JCUGa/wA0
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卯美田駅前のカフェ
卯美田駅
星輪学園の最寄り駅。まゆが行きつけの手芸店が駅前にある。
泰葉「すみません、お買い物中で」
のあ「こちらこそ、急に会えないかと無理を言って悪かったわね」
泰葉「趣味のお買い物ですから、気にしないでください」
真奈美「何を買って来たのかな?」
泰葉「ドールハウスの小物です、ちょっとずつ買い揃えてて」
のあ「ドールハウス、学生にはお金的に大丈夫かしら?」
泰葉「私は手軽に楽しめる程度です。アンティーク品は手が出せませんけれど」
のあ「贅沢は覚えなくてもいいわ、自分に出来る範囲で背伸びをしないことよ」
泰葉「え?」
のあ「真奈美、何か変なこと言ったかしら?」
真奈美「変どころか良い心がけだと思うが、のあが言うとはな」
のあ「そうかしら」
真奈美「お金の問題で我慢することなんてないじゃないか」
のあ「岡崎さん、そう言うことかしら?」
泰葉「いいえ、高峯さんが言ったから驚いたわけではなくて。出来る範囲で背伸びをしない、大切なことですよね」
真奈美「そうだな、君らの年代なら特に」
泰葉「はい。それでお話と言うのは」
のあ「事件のことを聞きたいの」
泰葉「……すみませんでした」
のあ「謝られることなんてあったのかしら」
泰葉「共犯じゃないかとか言ってしまって……その、ちょっと取り乱してました」
のあ「いいえ、気にすることではないわ」
泰葉「そう言ってくださると、ありがたいです」
のあ「結果としてはもっともな疑問だったわ。まゆの犯行だという可能性があなたの中にあったのね?」
泰葉「……ごめんなさい、そうです」
のあ「その可能性はどこから」
泰葉「私の部屋、風香ちゃんとまゆちゃんの間でした。時々物音がしてましたから、その……あんなことになるとは思いませんでした」
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