浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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140: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/21(木) 21:34:21.17 ID:JCUGa/wA0
のあ「悲鳴などは聞こえなかったわ」
泰葉「加奈ちゃんの気持ちを考えると……仕方ないと思います」
のあ「浅野風香ともっとも親しい友人だったそうね」
泰葉「はい……」
のあ「遺体を見つけた後は」
泰葉「こういう時は頼りになりそうな柳先生を呼びました」
真奈美「確かに、落ち着いてそうだ」
泰葉「その後に、高峯さんを呼びに」
のあ「事実と相違ないわ。岡崎さんは冷静ね」
泰葉「いえ、昔取った杵柄みたいなものです」
のあ「さて、本題に入りましょうか」
泰葉「事件は本題ではないんですか?」
のあ「あくまで事件の話よ。この画像の子供は、昔のあなたかしら」
泰葉「……はい。子役時代の私です。本名じゃないのに、よく探せましたね」
真奈美「見覚えがあったんだ、思い出せた」
のあ「芸能界には何時から」
泰葉「昔から……今は関係ありません」
真奈美「もう引退しているのか」
泰葉「はい。お仕事は一切してないんですよ」
真奈美「そうだったのか。私にはもったいないように思えるよ」
泰葉「私も少し思いました、でも不思議なんですよ」
のあ「不思議とは」
泰葉「私がいた世界の半分がなくなっても、平気なんです」
のあ「芸能界はあなたを構成する必須要素じゃなかったのね」
泰葉「そうみたいです、凄く悩んでたのに」
のあ「辞めることに悩んでいたのかしら」
泰葉「……」
真奈美「立ち入ったことを聞いてしまったかな」
泰葉「実は……その」
のあ「何かあったのかしら」
泰葉「……あの人、凄かったですよ」
のあ「あの人、とは」
泰葉「如月さんです」
真奈美「……」
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