浅野風香『高峯のあの事件簿・佐久間まゆの殺人』
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93: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/02/20(水) 23:22:28.66 ID:+PFa67g40
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椋鳥山荘・旧館・裏口付近

留美「大和巡査部長」

亜季「警部補殿、こちらを見てください」

志希「聞くべきは刑事じゃなくて探偵。のあにゃん、何かわかるでしょ?」

のあ「発火装置……」

志希「報告書を見たよー、音葉ちゃんの愉快なリズムで書かれたヤツ」

亜季「佐藤心が作成していたもの、かと」

のあ「宮本フレデリカが小火を起こしていたものと同種ね」

志希「発火寸前だったから、水をかけちゃった」

のあ「発火寸前だった?」

志希「うん、志希ちゃんが見つけなかったら旧館は丸焼けだったよ」

のあ「室内に置けばいい、現場を隠蔽できるわ」

亜季「確かに、そうでありますな」

のあ「発火時間が遅すぎるのも不自然よ」

志希「うーん、それには反対。朝方なら、もしも山荘に延焼しても逃げられるよ?」

留美「他に発見したものは」

亜季「足跡であります。こちらを」

志希「小さめの足跡が一人分。身長は150センチ前半ってとこ」

のあ「消されてるわ。一人分になるように」

志希「使ったトンボは部屋の中にあったよ。指紋は後で調べとくー」

亜季「犯人は緒方智絵里殿を殺害した後に、裏口から出たようであります」

志希「そして、ここで山の斜面に近づいた」

亜季「犯人は凶器を投げ捨てたであります」

留美「見つかったの?」

亜季「発見済みであります」

志希「犯人は右足を踏み込んで、一生懸命投げたけど力が強くなかったみたい」

亜季「斜面を転がり過ぎることはありませんでした」




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