中野五月「あいまいでぃすたんす」
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22:名無しNIPPER[saga]
2019/02/21(木) 20:39:06.94 ID:3G9LR2BY0
「気付いたら四葉も手籠めにされてたし、もっとアピールしなきゃなって」
「お願いだからそれ以上いじめないでくれ……」
「朝帰りした後、冷や汗だらだらで苦笑いしてる四葉に何が起きたかを考えるのはすごく簡単だったよ」
「その節は大変申し訳なく……」
「申し訳なく思うなら、せめて最後くらいはきっぱりね」
「……おう」

 温情、あるいは憐憫。結局甘えに走ってしまっている俺は、思ったよりもずっと弱っちい人間らしい。
 なればこそ、せめて彼女の言う通りに有終までは持っていきたかったが、『誰が』とか、『どういう理由で』とか、果たしてそんなことを言う権利が俺にあるのかどうか。
 分からないなりにどうにかしようともがいていて、そのたびにずぶずぶと底なし沼へと沈んでいく。厄介なことにじっとしていても体は泥に動きを奪われていくから、両者の違いは侵食速度の差だけ。それならばせめて自分の力で溺れてしまおうと思うのは、俺の傲慢か。



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