中野五月「あいまいでぃすたんす」
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258:名無しNIPPER[saga]
2019/03/27(水) 20:59:39.20 ID:k2Ps0f6K0
分かっていたつもりだった。自分が進んでいる道がどれほど危ういものだったかくらい。なんでここまで綱渡りが成功したのかも謎なんだ。個々人の利益追求がたまたま他者の尊厳を侵さないギリギリのラインを攻めていたからだとは思うのだが、その利益関係に関わらない人間が輪に加わった場合にどうなるかは考えるまでもなかった。この歪な関わりを見れば理解不能で気味の悪いものとして認識されるに決まっている。登場人物の大半が自分の身内であればなおさら。
その場しのぎを続けに続けて、最後に最悪な形でボロが出た。分岐点はおそらく、二乃に襲われたあの日。あのときに下手な対応をしなければ、現状ここまでこじれることはなかったように思う。確かに一度完全に信用を失うことにはなるが、一度の過ちならまだどうにかリカバリすることが出来た可能性もある。俺はその可能性とやらから目を逸らして、更なる修羅へと歩みを進めてしまった。
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