中野五月「あいまいでぃすたんす」
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9:名無しNIPPER[saga]
2019/02/21(木) 20:31:30.56 ID:3G9LR2BY0
 次に、何も書けなかった。俺の思考力は現在を描くのに精いっぱいで、その先の未来を書き記してくれない。数か月後の身分さえ、確定させることが叶わない。
 どう想像しようにも上手く行ってはくれなかった。先へ先へと進んでいくと必ず思考が断絶するポイントがあって、何度試してみてもその関を越えられないのだ。そしてそれは、決まって進学や就職といった場所で発生する。
 要するに、お先が真っ暗だった。その場所に至る能力の持ち合わせはあるのに、それを活用している自分の姿が思い描けない。目的なく手段を鍛え上げたツケをこんな時になって払わせられることに歯噛みし、今しがた書いたばかりの階段をHBの鉛筆で塗りつぶす。その像はまるで今の自分の脳内を図解したかのようで、直視するのが躊躇われた。


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