18: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2019/02/26(火) 03:37:39.78 ID:hQC3TSV30
殴られ倒れた人物の顔をよく見る。背格好や髪型は確かにあいつに似ているが、顔が全くの別人だ。白目を剥いてしまっているが断言出来る。コイツは別人だ。
「しっかりしてください! しっかりしてください!」
俺は被害者に歩み寄り、肩を揺すったり叩いたりして意識を呼び戻そうとする。しかし依然気絶したまま。胸に耳を当てる。よし、生きている
「とーたん?」
俺が生存の確認をしているときに、後ろから声がした。呂律があやふやな、幼い声だった。
目をやると、4っつか5つ位の女の子がそこにいた。ぴにゃTシャツを着ているし、手には未精算のぴにゃマスコットがある。選んだ商品を父親の元に持ってきたのだろう
「おじちゃんだれ?」
「おじちゃ、おじちゃんはねぇ、うーんとねぇ……お、おにいちゃん、かなぁ……」
女の子はぱっちりと開いていた瞳から涙を流し始める
「とーたん、とーたんは、し、しんっじゃっ、たっのっ?」
大泣きし、しゃくり上げながら俺と気絶した父親を見る女の子。マズイ、泣き止ませないと
そう思った俺は、買っておいたぴにゃマスクを父親に被せた。
「と、とーたんはねぇ! 生きてる! いまぴにゃこら太になってるの! それだけ! ねぇ!」
俺はマスクドぴにゃの後ろに顔を持ってきて、なるべく高い声で
「ぴ、ぴにゃぁ〜〜〜〜!」
とぴにゃこら太の真似をした
「ほらとーたん生きてるね! はい! 今ちょっと顎が揺れて寝てるだけだよね!」
再びマスクドぴにゃの後ろに行き顔を隠す
「ぴにゃ、ぴにゃにゃ、ぴぃにゃあ!」
「おおそうかそれは良かったなぁ! ハッハッハー!!」
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