イケメン「……君が好きだ」美少女「……え?」男「やべぇ変な玩具の音がとまんねぇ」
1- 20
237:1 ◆mUjz4FCa2c[sage saga]
2019/03/03(日) 22:13:12.25 ID:g7pSPmhq0
決して二人はそこまで深い仲ではない。

ただの元同僚で、
ただちょくちょく連絡を取り合うような、
そんな薄っぺらい関係。

……ただ、もしかしたらその先が。
あるいは今回の件が無ければ、
もしかしたら、その先があったかも知れなくて。

男は自分自身が、
彼女の事を好いていたかは分からなかった。
でも、そもそも男は、
彼女の事を何も知らなかった。

言えることは一つしかなくて、
それを知る為の機会を未来永劫に、
突然に奪われてしまった、と言う事だけ。

男はどうにもやるせない気持ちになり、
ふと、自らの人生に対して、
嘆きや憤りをぶつけたくなった。


男(なんでいつも……突然なんだ。
  嫌な事はいつだって、どうして突然なんだ。

  親父が俺を祖父の所に置いて、
  どこかに行ったのも突然だった。

  祖父が亡くなって、
  言葉も分からない日本に、
  母親が俺を連れて来たのも突然で……、
  ついこの間に仕事をクビになったのも突然なんだ。

  だから、今回の事だって突然の事で。

  いつだって突然に、心を乱されて行く……)


考えれば考える程に、
男は頭を掻き毟りたくなる衝動に駆られる。


正社員女の父
「……どうかお話させて下さい。
 娘がどうしてこうなったのか。
 知っていて欲しいんです」


すすり泣く声混じりの、、
正社員女の父の言葉が、
男の背中に投げかけられた。

そしてそのお陰で、
現在に一番に苦しんでいるのは、
自らではなくて、
この二人なのだと男はハッとさせられる。


男(……そうだ。
  俺の過去は今はどうでも良い既に過ぎ去った事だし、
  今回の事で一番に行き場が無く悲しんでいるのは、
  ご両親であるこの二人なんだ)


男は自らの気持ちを無理やりに落ち着かせる。
そしてそれから、
正社員女の父の話に耳を傾ける事にした。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
419Res/417.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice