129:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:48:33.99 ID:5qd+ZIFmO
………………
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130:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:49:05.57 ID:5qd+ZIFmO
熊野「……っ」ツー
熊野(ごめんなさい……提督。本当に)
熊野「ごめん、なさい」ポロポロ
131:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:50:32.31 ID:5qd+ZIFmO
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132:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:51:10.42 ID:5qd+ZIFmO
だがそれでも俺は諦めない。
例えどんなに拒絶されても、例えどんなに殴られても、例えどんなに無視されても俺は絶対に諦めない。前任が着任する前の活気があり、栄光ある横須賀鎮守府を取り戻して見せる。
そして元帥から仰せつかった──横須賀鎮守府、ならびに艦娘達を救ってやってほしいという命令を、俺の夢を必ず叶えて見せる。
133:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:51:51.19 ID:5qd+ZIFmO
△月×日 天気は雨
今日は凄く気が参っている。気が参っているのはいつものことだが、今日は特に心苦しい。胸がチクチクと痛み、ふとした瞬間に涙が出そうになる。
つい先程、食堂で熊野の財布を見つけ、届けるついでに熊野の様子が心配だったので声を掛けてみたのだが、酷く拒絶され、挙げ句には頬を叩かれてしまった。どうしてなんだろうか。その気持ちだけだった。しかしよく考えてみれば直ぐに分かることだ。前任になにかトラウマを植え付けられたのだろう。
134:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:52:33.51 ID:5qd+ZIFmO
涙を溢しながら走り去ってしまった熊野のことが更に心配になり、探していると熊野とよく一緒に居る鈴谷を見かけた。場所を知っているのかと思い、鈴谷に熊野のことを知らないか聞いてみれば、鈴谷にもいきなり激昂され、溝に打ち込まれて屈んだ俺をこれでもかと蹴りを喰らわせられた。
……そこで俺はついにやってしまった。
135:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:53:05.67 ID:5qd+ZIFmO
あの時の記憶はよく覚えていない。ただ、俺の心が限界を迎えていたのか、鈴谷に掴み掛かってしまったことは覚えている。俺は何故あのような愚行に走ってしまったのだろうか。何故俺よりも辛い思いをした艦娘にこれまでの怒りをぶつけてしまったのだろうか。
こうして文字にしているが、書いている今でも今日のことを思い返して後悔し、そして情けなくも──だめだ。涙を流してしまっている。
紙に滲まないように涙を何度も拭いながら書いているが、駄目だ。止まらない。
136:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:53:50.60 ID:5qd+ZIFmO
俺が何も考えずに近付いたりしてしまったから熊野を泣かせてしまった。
俺が依りにもよって普段から不干渉だった鈴谷に怒りをぶつけてしまった。
鈴谷、熊野。本当にすまなかった。俺は最低男だ。本当に、最低な提督だ。
137:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:54:59.40 ID:5qd+ZIFmO
鈴谷と熊野。二人の心には金剛から見せられた提督の日記のとある二ページの文章が深く刻まれていた。
138:水源+α[saga]
2019/03/02(土) 21:55:48.40 ID:5qd+ZIFmO
以上で第三話閉幕となります。今日一日お疲れ様でした
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