黒埼ちとせ『あなたは私を孕ませた』
1- 20
11: ◆OBrG.Nd2vU[sage]
2019/03/01(金) 19:15:51.59 ID:YWmcf33J0

まもなく物語の幕が開く。

彼の部屋のドアの前。

ガチャリと鍵が開く金属の音が鼓膜を通じて私の芯を震わせた。

開演のブザーではしゃぐなんてまるで子供みたいね。

さあ、魔法使いさん。

あなた自身がドアを開いて、招いてちょうだい。

そうしなければ、初めて訪問する男の人の部屋には入れないのだから。

……だって恥ずかしいじゃない。

彼は私の手をギュッと引いて、玄関に招き入れた。

ドアが閉まると同時に錠を下ろす音、そして暗転。

彼の掌の温もりを感じながら、暗闇の中で物語の幕が開ける。

私の方から?彼の方からだったかもしれない。

お互いの体温を求めるように抱きしめ合っていた。

私の細い首なんて簡単にへし折られてしまいそうな、丸太のような腕が身体を締めつける。

彼の熱気を全身で受け止めながら、心地良い息苦しさが私を包んだ。

このまま[ピーーー]たらどれだけ幸せだろう……なんて♪

私が苦しそうにしているのを察したのか、彼が腕の力を緩める。

気にしなくていいよ、最後は私が締め付けるんだから♪



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
25Res/22.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice