【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十八輪目】
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729: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/05/27(月) 21:09:22.70 ID:m39Jn9KLo

風「天乃……」

ナースコールを押してから数分も待たずに駆けつけてくれた医師たちに園子を託し、

ベッドの上で園子に寄り添うような姿勢のまま動かない天乃へと、風は恐る恐る声をかける

天乃「……覚悟は、してたわ」

風「覚悟って」

天乃「私の力だもの。園子には重すぎるから……ね」

園子ほど神樹様の力に満ちている子が

天乃の力を受けて無事で済むはずがない

友奈のように穏やかではいられないと、分かっていた

それでも、実行した

そうしなければならないと言う理由もあるが

園子なら大丈夫だと、信じているからだ

天乃「でも、実際に目の当たりにすると……耐え難いものね」

夏凜「天乃……?」

園子の血に染まった手は震えていて、握りしめた途端に指の隙間から滴る

天乃は血だまりを吸い込んだベッドの上で息を吐く

酷い鉄臭さと、それに交じった刺激臭を鼻に感じ、

布団の上に置いた手は、びちゃりと沈み込んで――

夏凜「風ッ!」

風「!」

慌ててベッドから飛び出た夏凜と、その声に反応した風が身を乗り出す

けれど、その手が届くよりも先に

天乃の体は血だまりの中に、崩れた


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