R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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255:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/05/23(木) 07:13:46.62 ID:SlB7yQQP0
「う…ううん」

アルフェルクスが目を覚ましたのは自室のベッドの上だった。

「あらぁ、気が付いたのね。良かったわぁ」

ベッドのかたわらで微笑むのはアルフェルクスと同じ悪魔族の少女、エルネシアであった。

頭の上には小さな角、背中にはコウモリのような小さな羽根。

お尻からはぴょこん、と黒い矢印のような形状の尻尾が飛び出している。

「エル…貴方が助けてくれたのね」

お嬢様然とした衣装に身を包んだ小悪魔少女はからかうようにくすくすと小さく笑った。

「あんなところでお昼寝なんて、アルったらいつの間にそんな趣味を覚えちゃったのかしらぁ?」

「う、うるさいわねぇ…」

むすっとした顔をしながら上半身を起こそうとする…が、まだ体にダメージが残っているのかいまいち力が入らず、起き上がれない。

「…してやられたわ。生きのいい雌牛候補を見つけて舞い上がっちゃってたのね」

天井を見上げつつ、悔し気に眉をひそめるアルフェルクス。

「でも…ありがとう、エル。 貴方が拾ってくれなかったら今頃どんな酷い目にあっていたことか」

そう言って身を震わせるアルフェルクス。

ファンタズマの無法地帯、ダークエリア。

その真っただ中で行き倒れになったものが辿る末路は凄惨を極める。

追いはぎや強姦で済めば運のいい方、下手をすれば死ぬよりも恐ろしい運命が待ち受けていたかもしれない。

それがダークエリアと呼ばれる場所なのだ。

「ほんとうよ。あまりわたしを心配させないで…貴方はわたしの大切な人なんだから」

そう言って、エルネシアはアルフェルクスの頬をそっと撫でる。

「エル…」

アルフェルクスはほんの少し顔を赤らめた。

エルネシア。

幼少の頃から共に学び、共に遊び、共に育ってきた彼女はアルフェルクスにとって無二の親友である。

敵の多いアルフェルクスの唯一の心の拠り所であり、家族以上に心を赦せる存在であった。

今ベッドのアルフェルクスは愛用のネグリジェを身に付けていたがそれも部屋の勝手を知っているエルネシアが世話をしてくれたのだろう。


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