R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part2
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884:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2020/05/14(木) 08:16:02.19 ID:BxhWevcB0

こんな時間だけど、ちょっとだけ。
戦闘の途中で中断するかも
―――――――

「―ひっ」

背後からクチナが息を呑む声が聞こえ―

先頭を行くツバキが足を止めた。

「―来たのか。クチナ」

目が見えない分気配に敏感なクチナは、カタカタと身体を震わせながらツバキの問いかけにコクコクと頷いた。

「―なるほど。確かに気配だけでもただならぬ相手だと言うことがわかります」

続いてしんがりを務めるギンガがクナイを構える。

「隠れていないで出てきたらどうだ。それとも吸血鬼殿はだまし討ちがお好みか?」

「ふ…くっくっく」

ツバキの挑発に、そいつは含み笑いを返した。

「私を吸血鬼と知ってなお、随分と小生意気なことを抜かすじゃあないか」

迷宮の通路のただなかに、何者かの人影が浮かび上がる。

見下すような傲慢な笑みを浮かべるのは、貴族を思わせるフォーマルな衣装に身を包んだ金髪の美男子。

だが高貴な服装のイメージに反して、瞳にはどこか卑屈な光を宿している。

「我は吸血鬼の中でも特に高貴なる血に連なる者、バロン・ミシェル。

我に血を捧げて逝けることを光栄に思うがいい」

そして…

「―やれやれ。いくら気配を見抜かれたとはいえ、あっさり姿を現すとは…」

肩を竦めながらもう一人、何者かが歩みよってくる。

「ミシェル、前から思っていたが君と言うヤツは煽りに弱すぎる。もう少し、言葉を受け流すってスタイルも身に着けておくべきだ…まあ、どうでもいいが」

言葉の端々からやる気のなさというか、気怠さのようなものを感じさせる男。

「始めまして、お嬢さんがた。ついでだから僕も自己紹介。 タダノク…『タダノク・ズニンゲン』。 普通の人間だよ」

「余計な口出しをするな、タダノク。小虫ふぜい、真正面から戦おうと罠にハメようと結果は同じこと。それに…」

ククッと喉を鳴らし、美男子の顔が哄笑の形に歪む。

「我に生意気な口を叩いたこいつらの、後悔に歪む顔を眺めながら嬲り殺すのも面白いと思ってな!」

ぶわっ…と彼の周囲から妖気のオーラが吹き上がる。

(やれやれ…本当に小物だなぁ…そこが君の面白いところなんだが)

「…キミたちに恨みはないけど、僕には僕の事情があるんでね。じゃ、やろうか」

内心苦笑しながら、タダノクもまた剣の柄に手をかけ、臨戦態勢に入る。

そしてプリうさの面々も―

「来るぞ。皆、気合を入れろ」

オニキスの妖気に匹敵する強大さを肌で感じ取るも、ツバキは一歩も引く様子はない。

「後悔するのは貴様のほうだ、吸血鬼! その傲慢な笑い、我が一刀にて切り伏せてくれる!」

バロン・ミシェル & タダノク・ズニンゲン との戦闘に入ります!



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