【安価】奴隷を買って好きにいじれ(2)
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116:オパビー[saga]
2019/04/04(木) 07:50:10.62 ID:luw5Wave0
私「怪我が無くて、良かった………」

 私はルイを子を愛おしむように抱擁した。
 ルイの身体はまだ熱かった。
 腕の中で、ルイが花鼻を啜った。
 なぜ、ルイはこんなにも力を制御出来なかったのだろう。
 確か、元々ルイの力が爆発する原因はルイが悲しんだ時のはずだ。
 つまり、ルイは何かを悲しんでいた………
 それも、我を忘れ龍棟の中を熱気で溢れさせる程に。

 私ははたとその可能性に気がついた。
 なぜ、ルイは悲しんでいたのか。

私「サンジェルマン、外してくれ」

サンジェルマン「は。かしこまりました」

 ルイと二人きりで話をするために、私はサンジェルマンを外させた。
 サンジェルマンの姿が見えなくなった頃、私は腕の中のルイに話しかけた。

私「ルイ」

 もしかしたら、違うかもしれない。
 それでも、関係性は十分に見える。

私「もしかして昨日、商談室を覗いていたのは、ルイだったのか?」

 ルイがはっとしたような顔で私を見上げた。

私「原因は、私がパトリシア姫と結婚するからなのか?」

 私は霧が晴れた龍棟内に目を向ける。
 龍棟の中心の床が焦げている。
 池の水は蒸発し、そこら中が結露している。

私「…………こんな状態になるまで悲しむという事は、そういうことなのか?」

 ルイがうつむき、私の腹に額を押し付けながら言う。

ルイ「………わかんないよ……………わかんない………」

 ルイはボロボロと涙を流しながら、顔を歪ませた。

ルイ「パトリシアって子がユタと家族になるって聞いて、一週間二人がおみあいしてる間ずっと悲しかった。ユタが遊んでくれてる間も、悲しかった………いつもは、楽しい筈だったのに…………」

 ルイが私の顔を見上げる。

ルイ「これまでと同じように、遊べなくなっちゃう………ユタが、私じゃなくてパトリシアって子を大事にする………」

 ルイの体が熱くなる。
 これでも抑えてはいる方だろう。
 昔なら、既に私は消し炭になっている筈だ。

ルイ「もう、嫌。捨てられたくない。ユタ。私だけを大事にしてよ。今まで一緒に暮らしてきたのに、私よりパトリシアって子を大事にするの。だって、私家族じゃないもん。パトリシアって子がユタの家族になる。でも私は………ペットだもん。私はペットだもん!」

 ペット。
 その言葉は、どこで知ったんだ。
 そうか最近文字も読めるようになったんだったな。
 それでどこかで読んだのだろう。
 確かに世間からみれば私が飼い主でルイがペットだ。
 でも、違う。
 ペットじゃない。
 ルイは………

 ルイは>>下


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