【安価】モノクマ「ドロドロした修羅場が見たいかー!」【短編集】
1- 20
6: ◆1SKn6znVT2[saga]
2019/04/29(月) 12:08:46.97 ID:Ca2JadPq0
春川視点

最近、終一がクラスメートの話をするようになった。ギャルっぽいのにピアノが上手い人らしい。同じ孤児院出身の兄弟分が人見知りを治したのは良いことだが、柔らかい笑みを見ていたら苛立ってしまう。理由は分かっている。そのクラスメートとやらが大変可愛い女の子だからだ。あと、胸も大きい。

春川「………?」

一緒に昼食を取ろうと終一の教室に向かったが、アイツは席を外していた。トイレにでも行ったんだろうから、それは不思議でもない。不思議だったのは終一のクラスメート達が驚いた顔でこっちを見てきたからだ。まあ、半分不良みたいな扱いを受けているのは自覚しているから、怯えられても不思議ではない。不思議だったのは怯えるというよりも興味津々といった目をしていたことだ。勿論、目を向ければ視線を外されてしまうが、それでも様子を窺うようにちらちらとこちらを眺めている。
まあ、とりあえず待っていれば戻ってくるだろう。裕福でないこともあり、終一も私も弁当派だ。アイツの隣の席に座り、適当に時間を潰すことにした。だが、視線を相変わらず感じる。ここまで来ると不愉快になっても仕方ないだろう。

「あ?ハルマキじゃねえか」

と、思っていたらこの席の主が戻ってきた。不良っぽいが、意外と良い人とは終一の弁。
まあ毎回勝手に席に座られているのに怒らないあたり、確かに度量はあるのだろう。私も嫌いじゃない。話し相手ぐらいにはなる。

「終一ならさっき赤松に誘われて音楽室の方に行ったぞ。委員会絡みじゃねえの?」

聞いた瞬間、頭が真っ白になった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
114Res/106.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice