30: ◆lCaYgaWPiM[saga]
2019/05/12(日) 09:40:13.88 ID:AK+h/ZF+0
執務室
提督「……」
衣笠「……」
提督「……はあぁー……」タメイキ
衣笠「っ!!」ビク
提督「……幻滅だ……お前だけは、こういう陰湿なことはしないと思っていたのに……」
衣笠「……ごめんなさい……」ジワ… スカートギュッ
提督「では、処分を言い渡す」
衣笠「ひぐっ……!」ビクッ グス…
提督「今回の件は不問とする。この事を他言することも禁ずる。今後も秘書艦としての責務を全うされたし。以上」
衣笠「…………へ????」ポカン
提督「では執務開始だ。今日もよろしく頼むぞ、衣笠秘書艦」
衣笠「……え??……でも……だって、私……」オド…
提督「何度も言わせるな。お前がこれをやった理由は分かった。やった事はいけないことだが許すことは出来る。そういうことだ」
提督「それにな、暫く前から写真が偽物だってことは気づいてたんだ」
提督(自分のスマホからCloudの写真を衣笠に見せる)
提督「……こことここを見てみろ。太陽は西側にあるのに影が南と東に別れているだろう?単純なミスだ」
衣笠「あ」
提督「愚か者め。では執務に取り掛かるとしよう」
衣笠「提督……私、ごめんなさい……!!ホントにごめんなさい……!!ふぇえええええん!!」ビエエエン!
衣笠「秘書艦続けさせてくれてありがとうぅうう……!!」グシュグシュ!
提督「ちょっ……!大きな声を出すな……!外に聞こえたらどうする!早く泣き止め。ほら、鼻もかんで」つテッシュ
衣笠「ありがと……」ブーン
提督(以前、他の提督が『艦娘は家族だ』と言っていた事を思い出す。艦娘とそのような関係性を結べたことは本当に素晴らしいことだ)
提督(俺にとって艦娘はただの同僚だ。友達や家族……ましてや妻や恋人なんかでは決して無い。加賀という例外はいるが。単なる仕事上の同僚だ)
提督(そして、その信頼関係は些細なことで揺らいでしまう。まさに綱渡りの人間関係。だが俺にとって衣笠は……?)
提督(衣笠は過ちを犯した。このまま放逐することも出来るだろう。だが俺は衣笠を手放したくなかった。そばに置いておきたかった)
提督(加賀を愛しているはずなのに……衣笠と居るだけで心が軽くなる。安心する)
提督(自分の気持ちがよくわからなくなっていた。だが今はまだ……このままで……ただ衣笠と一緒に居たかった……)
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