【モバマス】白雪千夜「ヴァンパイアの味」【R-18G】-SS速報R

【モバマス】白雪千夜「ヴァンパイアの味」【R-18G】

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22:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:48:45.39 ID:l1f9QTHf0

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お休みに入ってから早くも一週間が経ちました。

23:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:49:21.91 ID:l1f9QTHf0

"嫌だ、お嬢様と永遠を過ごしたい"こんな言葉が胸を突き破って、喉から溢れ出しそうになるのを必死に押さえつけます。代わりに私の目からは涙がこぼれます。

その雫をお嬢様の指先がすくい上げながら、お嬢様は言葉をつなげます。お嬢様がどんな表情をしているのか、私からは見えません。

以下略 AAS

24:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:49:57.59 ID:l1f9QTHf0

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朝日が昇るとともに頭のまどろみが少しずつ薄れていく。

以下略 AAS

25:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:50:53.13 ID:l1f9QTHf0

「多分、無理にでも動き始めないと、何もできないから。千夜ちゃん、私シャワー浴びたいな」

「かしこまりました。では先に浴室へ向かっていてください。着替えを用意して私も向かいます」

以下略 AAS

26:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:51:41.63 ID:l1f9QTHf0

脱衣場にいるお嬢様にドア越しに声をかけ、中に入る。

お嬢様はまだ寝巻きのままで脱衣場に立っていた。

以下略 AAS

27:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:52:08.90 ID:l1f9QTHf0

お互いの体を清め濡れた体はそのままにバスローブを着て浴室から脱衣所へ。

お嬢様を化粧台の前に座らせて御髪を乾かしていく。根元から髪先へタオルで包み込むようにして水気を飛ばしドライヤーへと移る。キューティクルを痛めないよう低めの温度でしっかりと乾かす。最後に丁寧に櫛で梳かして仕上げ。

以下略 AAS

28:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:52:44.49 ID:l1f9QTHf0

「お嬢様、朝ごはんはどうしますか?」

「うーん、食べたいのはやまやまなんだけど今朝はなしで。死ぬ前に胃の中を空っぽにしとかないと解体するとき手間になるみたいだし」

以下略 AAS

29:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:53:34.27 ID:l1f9QTHf0

ベッドの縁に座っていたお嬢様に立ち上がって頂き、その正面に相対する。

お嬢様の後ろ髪へと手を伸ばして編み上げていく、本当に綺麗な髪だ。

以下略 AAS

30:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:54:05.88 ID:l1f9QTHf0

「もう大丈夫です。みっともない姿をお見せしました」

お嬢様は一度だけ私の頭を撫でてからベッドに仰向けに寝転びました。

以下略 AAS

31:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:54:32.90 ID:l1f9QTHf0

力が入りやすいように少し体制を変えて、小さく深呼吸。

腕に手のひらに指先に、力を込める。

以下略 AAS

32:名無しNIPPER[saga sage]
2019/05/25(土) 21:55:05.35 ID:l1f9QTHf0

ああ、終わったのだ。

私の手の中の彼女は、表情一つ変えず旅立ったのだ。

以下略 AAS

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