【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十九輪目】
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588: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/08/19(月) 22:59:31.82 ID:jQlA3K0jo

樹「正直に言うと、私は卒業式が嫌です」

風「樹?」

樹「だって、やりたいこと……全然できなかったじゃないですか」

樹は今年中学生になったばかり

いや、今ならば去年だろうか

いずれにしても、一年生である樹にとっては出来ないことが多かったことだろう

けれどもその中でも、さらに多くの出来ないことがあった

出来なくなってしまったことが多かった

だから、切り取られてしまったかのように不足する

だから、卒業式を求められるのは、少しさびしさがある

東郷「樹ちゃんの気持ちは分かるけど、でも、久遠先輩が卒業しなかったら、留年よ?」

樹「そうなんです。我儘でしかないんです」

東郷「でも、私も久遠先輩が留年してくれたら。と、我儘を思うわ」

友奈「久遠先輩が留年したら、一緒に卒業できるから。だよね?」

東郷「……もうっ、友奈ちゃんったら」

言いたかったことを奪われたのに、東郷は嬉しそうに言う

悪いことではあるけれど、ただただ口にするだけの我儘だからこそ、

想いが同じであればこその望みだから、嬉しさが勝る

風「あんたたちなんていうこと言ってるのよ……」

園子「でも、天さんは少し、嬉しそうだよ」


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